卵子の質を高めましょう
妊娠するためには、「卵子」と「精子」が必要なのは、皆さんご承知の通り。
精子は約70日という時間をかけて、新しく作られるものです。
一方、卵子は「原子卵胞」を原料に作られるのですが、この「原子卵胞」は生まれた時が一番数が多く、年齢と共に減少していきます。
決して増えることはありません。
「生産される」のではなく、「保管されている」のです。
ちなみに25歳で20~30万個、35歳では2万5000個だと言われています。
しかも、年齢が上がると共に質は落ちていく、つまり老化が進んでいきます。
そうなると受精や受精卵の着床が難しかったり、流産等になりやすくなるのです。
老化に大きく影響するのが活性酸素。
この活性酸素の活動を抑えて、原子卵胞の老化(=質の低下)を少しでもなくすことも不妊対策となります。
老化防止に効果があると言われるのが、「抗酸化物質」を摂ることです。
さまざまな健康・美容情報で取り上げられることが多いので、詳しい方も多い事でしょう。
具体的には、
- ビタミンE(小麦胚芽、植物油(ひまわり油、やし油など)、ナッツ類)
- ビタミンC(赤・黄ピーマン、ゴーヤ、ブロッコリ、キウイフルーツ、アセロラなど)
- 亜鉛(牡蠣、豚肉(レバー) 、煮干し、ごま)
- セレン(イワシ丸干し、シラス干し、小麦胚芽)
が挙げられます。
この中で、ビタミンEは若返りのビタミンとしても知られていますね。
また、黄体ホルモンの材料であることから「子宝ビタミン」とも呼ばれています。
妊娠機能障害(排卵障害)にも効果があり、病院でもサプリメントを処方しているところもあるのです。
ある研究では、ビタミンEとビタミンCを一緒に摂取していると子宮内膜厚・着床率・妊娠率が上がったという結果が出ています。
また、ビタミンEのみの摂取でも着床率と妊娠率は上がったそうです。
ちなみにビタミンEは男性にとっても、男性ホルモンの生成・分泌に必要で、精子の活性や生殖機能を維持する働きがあるので、ぜひ摂取したい栄養素と言えます。
原子卵胞は、「卵胞刺激ホルモン」の働きで成熟し、卵子となり、排卵されます。
この「卵胞刺激ホルモン」は、血流で運ばれるので、血流が悪いと必要な所へ充分に届きません。
つまり、きちんと卵子が成熟できないということになるのです。
ですから、卵子の老化対策と共に「冷え」の対策を忘れてはいけません。
「冷え」に悩んでいる方は、なかなか自分では改善できなくて困っていることが多いです。
当院で一緒に「冷え」を改善して「卵子」の質を高めていきませんか。
所在地
千葉県千葉市美浜区高洲3-23-2 稲毛海岸ビル2F
電話番号
0120-78-3746
営業時間
8時30分-20時30分
(最終受付19時50分)
定休日:年末年始のみ
院長
菊地 イワオ