ヘルニアにかかりやすい人、職業は?
「ヘルニア」は、誰でもよく耳にする言葉ですよね。
椎間板ヘルニア、鼠径ヘルニア、頚椎椎間板ヘルニア、脳ヘルニアなど多くの部位にヘルニアは見られます。
ヘルニアになりやすい人は、どのような人でしょう。
- 運搬業など、日頃から重い荷物を運んでいる人
- 腰に打撲などを受けたことのある人
- デスクワーク、運転手など長時間同じ姿勢をとっている人
- 運動不足
- 骨粗しょう症
- 肥満気味
また、喫煙者も要注意。ニコチンが椎間板の周囲の毛細血管を収縮させるため、栄養分が行き渡らなくなり、椎間板の老化を早めることが分かっています。
もちろん、加齢や骨盤のズレ・歪みなども、ヘルニアになる要因として有名ですし、最近の研究では遺伝的な要素も関わってくることが明らかになりました。
余談ですが、ヘルニアは大人だけでなく、赤ちゃんでもかかる場合があるということをご存知ですか?
それは、臍ヘルニアです。
赤ちゃんは産まれてへその緒が取れると、「オギャーオギャー」とお腹に力を入れて泣きますよね。
すると、お腹全体がふくらみ、おへそが盛り上がって「でべそ」になります。
これが臍ヘルニア。
自然に治る人がほとんどですが、中にはへそヘルニアの状態が続いたり、大人になって再発したりすることもありますから、そのような時は注意も必要なのですよ。
ヘルニアとは、飛び出す、突出することを意味します。
ヘルニアはいろいろな部位で起こりますが、特に起こりやすいのが腰の部分です。
人間の上半身全ての重量がかかる背骨は全部で24個あります。
首から腰までをつないでいるこの背骨の間には、椎間板が挟まっていて、クッションの役目を担っているのです。
背骨の椎間板の中で、一番負担が重くのしかかってくるのが腰の部分。
それだけに、腰部分の椎間板が一番ヘルニアになりやすいことは明白でしょう。
そして、次に多いのが、頚椎椎間板ヘルニアと言われています。
統計を見ますと、高齢者よりも、20代~40代の方、特に男性に椎間板ヘルニアは多いですね。
椎間板がみずみずしく、弾力性があるため、飛び出やすい状態だからでしょう。
女性よりも男性の方が発症しやすいのは、ヘルニアを引き起こしやすい運搬業や運転手、肉体労働をしている人の割合が、圧倒的に男性の方が多いからです。
もちろん、子供でも、高齢の方でも椎間板ヘルニアになる方はいらっしゃいます。
適度な運動やストレッチを試みるなど健康に気をつかうことは大切です。
しかし、事故等の衝撃で突然ヘルニアなる場合もありますから、十分に気をつけてください。
所在地
千葉県千葉市美浜区高洲3-23-2 稲毛海岸ビル2F
電話番号
0120-78-3746
営業時間
8時30分-20時30分
(最終受付19時50分)
定休日:年末年始のみ
院長
菊地 イワオ