どのような腰痛なら病院へ行くべきなのか
腰痛といっても、感じる痛みや症状は人さまざま。
何が原因で腰痛が起こるのかを知らなければ、治し方も分かりませんよね。
この痛みから早く解放されたくて、治療院や整体、そして病院へ行く方もいるでしょう。
腰痛は、「特異性腰痛」と「非特異性腰痛」に分けられます。
病院で診ることができるのは、下記の画像診断等で原因が分かる「特異性腰痛」です
例えば、X線検査(レントゲン)。判断できるのは、硬い骨や骨腫瘍なので、骨折や脱臼、骨のズレや変形、骨折、関節の隙間の具合等は分かります。
しかし、神経や筋肉の損傷、椎間板の変性などは見ることはできません。
これに対し、CT検査(CTスキャン)は骨の状態を詳しくみることができますし、筋肉や軟骨も映し出します。
そして、MRI検査では、椎間板、軟骨、靭帯、筋肉、神経といった、やわらかい組織はもちろん、脳や脊髄、骨に囲まれた臓器まで鮮明に映し出します。
腰痛が他の病気を原因としている場合に役立ち、手術時にも詳細を知るために利用されます。
腰痛の原因が、腫瘍や感染症などから引き起こされる重篤な病気や脳・脊髄の病気の可能性がある時は、やはり病院での診断・治療が必要です。
しかし、実際には、病院での診断では不明な腰痛がほとんどではないでしょうか。
原因がハッキリしない腰痛を「非特異性腰痛」と呼びます。
整形外科などの病院へ行って、いろいろ検査しても、異常が見当たらなかったり、湿布薬をただ渡されただけだったり、「安静にして下さい」としか言われなかったなどというケースが意外に多いのです。
- いつも痛むわけではない
- 季節の変わり目などたまに痛みがある
- 腰痛だけで、他には痛い所がない
- 時間と共に痛みはやわらぐ
- 朝辛いが、動き出すと痛みがおさまる
これらの腰痛は、生活習慣に原因がみられることがあります。
日頃の姿勢や動作、ついついしてしまうクセ等で腰に負担がかかってはいませんか?
腰回りの筋肉へ負荷がかかり、腰が悲鳴をあげているのかもしれませんし、また、ストレスから腰痛を発症するケースもあるのです。
生活習慣を見直したり、ストレッチや徐々に筋肉を鍛えたり、身体の歪みを正したりすることで、痛みは緩和し改善されるでしょう。
しかし、「安静にしてもどんな姿勢でも痛む」、「下半身の痛みやしびれ」、「排尿や排便の障害」、または「発熱・冷や汗・吐き気・腹痛・血尿などの内科的症状がある」といった場合では、他の病気が原因となっていることも考えられるので、必ず病院で医師の診断を受けてください。
所在地
千葉県千葉市美浜区高洲3-23-2 稲毛海岸ビル2F
電話番号
0120-78-3746
営業時間
8時30分-20時30分
(最終受付19時50分)
定休日:年末年始のみ
院長
菊地 イワオ