卵巣機能不全と妊活(不妊症)の関係
すこやかBB腰痛整体 | 2016年8月26日
1.卵巣機能不全とは
卵巣機能不全とは、卵巣の機能が低下する状態を指します。
女性の体はホルモンバランスに大きく影響されます。
卵巣機能不全になると、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が上手くいかずバランスが乱れてしまい、月経周期の異常や排卵障害が引き起こされます。
2.卵巣機能不全の原因
卵巣機能が低下する主な原因は、過大な精神的なストレスがであると一般的には言われています。
ストレスで自律神経が乱れると、卵巣の機能が低下してホルモンバランスが乱れてしまうためです。
また、ストレス以外にも下記の要因で卵巣機能不全となることもあります。
- 過激なダイエット
- 卵巣の発育不全
- 脳の腫瘍
- 下垂体や甲状腺の病気
- 薬の副作用
- 冷え
など
卵巣は、卵巣だけで動いているわけではなく脳の視床下部から下垂体、卵巣への指令で女性ホルモンが分泌されます。
そのためどこか一部に異常があり、この脳からの指令がうまく伝わらないと、卵巣機能不全になる可能性があるのです。
3.卵巣機能不全の症状
主な症状に、月経周期の乱れや排卵障害があります。
・過長月経・・・月経の出血が1週間以上(通常は3~7日)
・稀発月経・・・月経周期が39日以上(通常は25~38日)
仮に月経周期が乱れていても、定期的に月経があり排卵も起きているようなら、基本的には問題は無いとされます。
しかし、悪化すると「無月経」や「無排卵」になる場合があります。
これらは不妊症の原因になる場合があります。
・無月経・・・90日以上月経がこない状態
・無排卵・・・月経があっても排卵がされていない状態
他にも体が閉経と似た状態になってしまうことにより、更年期障害に似た症状が出ることもあります。
例えば、
- イライラ
- 疲労感
- 動機
- のぼせ
- 頭痛
- めまい
など・・・
他にもエストロゲンが減少することにより、骨粗しょう症のリスクが高まります。
4.卵巣機能不全の不妊への影響
卵巣機能不全の場合でも卵巣に卵胞があれば、妊娠できる可能性があります。
そのためには、早期にきちんと治療を始めることが重要です。
月経周期がいつもと違う・いつもより長引く等の異常があった場合にはそのまま放置せず、きちんと診察してもらうことが重要です。
5.卵巣機能不全の治療
仮に月経周期の乱れがあっても、きちんと排卵が行われているのであれば治療の必要はありません。
(排卵の有無は、基礎体温をつけることによりチェックを行います。)
卵巣機能不全には様々な原因があるため、まずはその原因を取り除いていくことで根本的な改善を目指します。
また、無月経や無排卵の場合には、ホルモン治療が行われます。
6.生活習慣を見直して、卵巣機能不全を予防・改善しましょう!
卵巣機能不全を予防・改善するために、生活習慣の見直しも必要となってきます。
過剰なダイエットやタバコ、不規則な生活など卵巣の機能を低下させる原因になるのは上で述べたとおりですが、特にダイエットや不規則な生活は、ストレスの原因になってしまったり卵巣機能不全以外の身体の不調も引き起こすため、規則正しい生活を心がけるようにしましょう。
また、女性に多い身体の冷えも卵巣機能不全の原因になります。
卵巣や子宮などは、冷えの影響を受けやすい器官です。
BB整体で妊活整体を受けている多く方は、卵巣や子宮の機能に関係する場合、胸椎(10番11番)のズレが見られることが多いです。
特に下半身を暖めることで骨盤内の血流が高まりますので、冷やさないように気をつけましょう。
冷たいものばかり食べたり飲んだりすると身体が冷えますので、冷たいものの食べ過ぎ・飲み過ぎには気をつけましょう。
他にも、自分で体があたたまる呼吸法をしたり、運動をしたりすることで、下半身の筋力をアップさせ、熱生産量を増やし冷えにくい体を作ることも大切です。
下半身のストレッチも、骨盤内の血流を高めるのに効果的です。
所在地
千葉県千葉市美浜区高洲3-23-2 稲毛海岸ビル2F
電話番号
0120-78-3746
営業時間
8時30分-20時30分
(最終受付19時50分)
定休日:年末年始のみ
院長
菊地 イワオ